保育現場にいると良く感じる事がある。
子供に完璧を求めすぎていないか、
巷に溢れすぎたカテゴリーに子供を仕立て上げていないか。
育児、生きづらさ、
明らかに何らかのサポートを必要とすると感じる子もいれば、ある人から見れば何の問題もない元気な子だけど、ある人からみれば問題のある子。
ある人からみればのんびりした子で、ある人から見れば自己主張の出来ない集団の輪に入れない子。
そんな風に感じる場面によく出くわす。
ある人にとって「理想的」な子供に「矯正」するようなやり方は私はしたくないなと思う。その子の持つ性質まで否定するようなやり方は、私にとっても物凄く窮屈だ。
結局、集団に合わせるのがまだまだ当たり前なんだ、と何度も思わされることがある。
大人(特に親)は自分の不安に確かなものが欲しくて、情報をかき集めるのだけど、
実は自分の欲しいものだけを選んでしまっている場合もある。
私自身も親なのでわかるのだけど、自分のコンプレックスを子供に重ねてしまって同一視してしまう時もある。
私が保育士を名乗ってこの先も仕事をして行く上で必要不可欠なものは、
より専門的により多角的な視点を持って学習をしていく事。
忘れてはいけないなと思う。
客観的な広い視点がヒューマンサービスには必要だ。