色々あって此処

焦って不安になるけれど、笑えることはあるものです

ぼっちでもいいじゃない

仕事が休みだったので、気になっていた展示に行ってきた。

 

車で30分くらいの森の中、小道の先にそこはあって、自然のまんまによく考えて手を入れた感じの、素敵なギャラリーだった。

 

作品は暖かみと面白みがいい具合に入り混じり、大きな窓から入る光によって色々な表情を見せていた。陶器と真鍮、二人の作家さんの織り成す人工的な世界観が窓の外にある森と調和していて、不思議と落ち着きのある空間になっていた。

 

たまたまケーキ屋さんで手にした案内ハガキを見て来た私は、一見さん。

ゆっくり時間が流れるであろうそんな場所にオープンと同時に入って来たもんだから、ちょっと驚かせたかもしれない。私の後に二組お客さんが来たけど、どちらも作家さんの知り合いで、

「久しぶりー」とか「来てくれてありがとー」とかおしゃべりが始まっていたので、なんとなくそそくさと(でもゆっくりを意識して)外へでた。

 

若いころみたいだ。と思って一人で笑ってしまった。

 

知らない所、知らない人達の輪に「ぽつん」と入ってしまう事が私にはよくあった。

 

学生時代も

仕事も

ママ友関係でも。

見てみたい、やってみたい興味の方が勝っていたからだと思う。かけがえのない場所に変わる事もあれば、ずっと居心地の悪い場所だった事もある。後になって、違ったなと思う事もある。

だけど、そんな事を繰り返していると面の皮も厚くなってくるもんで、経験値はぐんぐんあがった。

 

そうだそうだ、こんな事あったなと胸の奥がキュッとなった。でも、また、ぼっちで知らない所にいってみよう。


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