色々あって此処

焦って不安になるけれど、笑えることはあるものです

異国で私を支えてくれた韓国の友達

今になって韓国ドラマを見るようになった。

昔から基本的にテレビを見る方ではなかった。日本のドラマもまともに見なくなってもう20年位になるかなあ。

 

去年、娘がコロナになって皆で家に籠らなくてはいけなくなった。

BTSにハマって韓国文化に興味が出ていた娘の為に、何か子供でも見れる韓国ドラマはないかなと探したのがきっかけだった。

 

のだめカンタービレの韓国版。

韓国では人気が無かったドラマだったみたいだけど、変にラブラブシーンがないのでちょうどよくて暇つぶしに見ていた。

 

そこに出ていた俳優の二人が出演した「応答せよ1988」これが良かった。

自分の子供の頃の記憶ともリンクして、人間関係や時代背景、料理や小物たちがなんていうか懐かしくて愛おしい。

温度や匂いまで感じるドラマで、とても良い映画を見たあとのような感覚があった。

 

そこからちょこちょこ韓国ドラマを見るようになって、コメディ要素や人生観を感じるのものが好きなんだなと気が付いた。

興味が向くまま韓国人俳優を調べると、大多数が大学で演技や芸術を学んでいて、しかも色々な大学に関連する学科がある。韓国エンタメが芸術的な表現や文学的な言葉を好むのは、この土壌の豊かさがあるからなのだろうか。

日本はそうゆう人そこまで多くないよなあ。と思いながら、隣国のエンタメの浸透度の深さをしみじみと感じた。

 

そういえば、イギリスで出会った韓国人の子達は皆んな映画や本をよく知っていた。特に仲の良かったソウルのどこかの芸術大学出身のYちゃんは、日本の俳優をよく知っていたし映画が大好きだった。私が日本に帰る時には、ダニエル・ブリュールの映画のDVDをプレゼントしてくれた。

みんな賑やかにいつも集まっていて、新しく留学してきた子がいればいつの間にか仲間に加わっていて、Yちゃんと仲の良かった私も韓国人コミュニティに沢山支えてもらった。

 

Yちゃんはソウルに戻った後イベント企画会社みたいな所に就職したらしい。多分業界人だよね。

昔彼女のInstagramを見てあまりにキラキラ眩しくて、そっと閉じたのを思い出した。

 

韓国ドラマのとんでも展開や、やけにキラキラした世界観はあの国の人たちの真っ直ぐでストイックな感じをよく表していると思う。

私が出会った韓国人の留学生は、本当にがんばり屋さん達だらけだった。

私も頑張ろうと思わせてくれるパワーがあった。

 

今私はドラマを通して、彼らにパワーをもらっているのだ。