色々あって此処

焦って不安になるけれど、笑えることはあるものです

服を選ぶということ

服を選ぶ事を蔑ろにしたくないなと思います。

 

そりゃあお金がたっぷりあれば、しっかりと目の詰まったヘタリのこない物が欲しいけど、私は庶民だからそういう事ではなくて。

ファストファッションでもリサイクルでも、実物を見て選ぶ事は大切だなあと思います。

 

最近は何でも通販で手に入って便利だけど、何となく垢抜けなかったり野暮ったかったりするのは、通販の為に流行りが収まらないルーズフィットのせいだったり私の経験不足だったり色々あります。

でも一番は、実物を手に取り試着していないから。

それから、自分の目で見た時の楽しさを味わっていないから。

金額に関係なく、時間をかけて選んだ物と「早く欲しいし、きっと似合うはず!(いや、似合わせてやる!)」で買った物とでは後々の手入れまで違う気がします。

 

結婚して子供がいて、仕事もしていると本当に時間がなくて、

いつも着ているニットは気が付けば5年位経っていて、流石にこれはマズいよね。ってとこで気軽に買えるサイトを開いてプチプラをまとめ買い。

そうすると5点中1つは何か違うものがあります。

でも、「安かったから、ま、いっか」を繰り返すうちにファッションへの関心も薄くなっていた気がします。

 

この前久しぶりに服をお店に買いに行って、予算内に収まるようにあれこれ考えて試着していたのですが、自分の体形の変化にも気が付くし、流行っているものでも似合わないものにも気が付くし、サイズがぴったり合うとそれだけで少し垢抜けるし、頭も使ったし自分を見つめる時間にもなってまるで楽しい脳トレのよう。

最近多いお尻がすっぽり入るパンツは、どれを履いても下半身に重みが出て似合いませんでした。

安心感があるので残念だけど、あれは安心したくて履くものではなくて、スタイルの良いお洒落上級者の代物だという事にも気が付きました。

 

普段着一つ選ぶにしても丁寧にする事って大切。

40代に入って、自分の好きなテイストが決まってきたなと感じます。

結局定番もののデザインが好きで、今は手ごろな値段の飽きのこないチェルシーブーツを探していますが、そういえば中学生の時に買ったお気に入りも革のサイドゴアでした。

あの靴、いつの間に手放したんだろう。

高校生の時に来ていたボタンダウンのシャツも悪くなかった。

 

そんな事を考えながら、服選び、もう少し楽しんでもいいんだなと再確認しています。